投稿日:2018年1月16日 | 最終更新日:2022年11月17日
こんにちは。ソーシャルレンディング屋さん(@sociallending7)です。
クラウドファンディングという言葉は日本でも定着してきていますが、クラウドファンディングは大きく分けて3つの種類に分類されます。
日本では主に「寄付型」「購入型」のクラウドファンディングが目立っていますが、クラウドファンディングには最大のシェア率をほこるタイプがあります。
それが投資して利回りを得る「投資型」のクラウドファンディングです。
本記事では投資型クラウドファンディングとは何か?分かりやすく解説すると共に、おすすめをランキング形式で比較しながらご紹介していきます。
目次
クラウドファンディングの種類をおさらい
まず「寄与型」と「購入型」クラウドファンディングは、金銭的なリターンを求めません。
「寄付型」では文字どおり寄付を行う感覚で資金を提供することになり、基本的に資金提供者はリターンを求めません。
「購入型」では、企業や個人のプロジェクトに賛同して個人が資金を提供しますが、リターンは商品やサービスにとどまります。
なお、それぞれの詳細な違いについては以下の記事を参考にして下さい。
→クラウドファンディングの種類まとめ!それぞれの違いとは?
投資型は金銭リターンが期待できる!
そして「投資型」クラウドファンディングでは、個人投資家は金銭的なリターンを期待して企業や個人に資金提供を行います。
なお、投資型クラウドファンディングには「貸付型」「ファンド型」「株式型」の3種類があり、それぞれが違った特色があるので押さえておきましょう。
投資型クラウドファンディングのおすすめは?
投資型クラウドファンディングには、さらに3つの種類があります。
少し複雑ですが、ザッと押さえておきましょう。
貸付型クラウドファンディング
「貸付型」クラウドファンディングは、集まった資金を事業者に貸付ます。
資金提供者はその貸付た資金の返済利子をリターンとして享受する権利を持つことになります。
利回りが得られるため、非常におすすめかつ最も人気です。
ファンド型クラウドファンディング
「ファンド型」クラウドファンディングでは、資金提供者は事業者から商品やサービスを受け取ったり、売り上げに応じた金銭的リターンを受けることになります。
つまりファンド型では、金銭と同時に商品も貰える可能性があるということです。しかし、ファンド型で得られる金銭は、事業者の売り上げに応じて支払われますので、投資額を回収できない可能性も十分にあります。
株式型クラウドファンディング
最後の「株式型」クラウドファンディングは、未上場企業への出資です。現在は普及していませんが、これからに注目のサービスです。
これらは投資と名がつく以上、メリットもあればデメリットも存在します。次は投資型クラウドファンディングのメリット、デメリットについて解説していきます。
投資型クラウドファンディングのメリットとデメリットを比較
投資型クラウドファンディングには多くのメリットとデメリットが多く存在します。
投資型クラウドファンディングを検討する場合には、メリットとデメリットを比較して自分にとってメリットが上回るか必ず確認しましょう。
期待利回りが高い
投資型クラウドファンディングのメリットは、まずその利回りの高さです。現在、銀行などの金融機関にお金を預けていても、金利は微々たるものです。しかし、投資型クラウドファンディングであれば、最低4パーセントから10パーセントと高利率が期待できます。
少額投資が可能
そして少額からの投資も受け付けているのがポイントです。投資と聞くと大きな金額を用意する必要があると思われがちですが、投資型クラウドファンディングは1万円からの投資も可能。
つまり、無理のない余剰資金で投資を始められます。
相場のチェックが不要
最後に、投資型クラウドファンディングではチャート確認などの相場チェックが不要です。一度投資を行えば、あとはリターンを待つだけです。相場の上がり下がりに一喜一憂する必要がなく、最も簡単な投資方法であるといえます。
以上が、投資型クラウドファンディングの大まかなメリットです。次は、デメリットについて解説していきます。
元本割れリスクがある
投資型クラウドファンディングは、事業が成功した場合、高い利回りでリターンが貰える反面、元本割れのリスクもそれなりに高いと考える必要があります。場合によっては投資先企業の倒産という最悪の事態も想定されますので、利回りだけに目を奪われてはいけません。
途中解約は原則できない
そして投資型クラウドファンディングでは、1度投資を行なった場合、運用期間中の途中解約は基本的にはできません。投資型クラウドファンディングを行う際は、必ず上記のメリット、デメリットを比較する必要があります。
投資型クラウドファンディングの比較ランキング
ここからは投資型クラウドファンディングのおすすめをランキングで発表します。
サービスを提供する業者は、日本で多数出てきていますが、それぞれの業者に特徴があります。そして業者ごとに得意としている分野も違うため、まずはこの業者選びが投資の始まりといってもいいでしょう。
おすすめ順に比較していますので、じっくりとご確認ください。
第4位 Sony Bank GATE(ソニー バンク ゲイト)
Sony Bank GATEは、ソニー銀行が行う投資型クラウドファンディングです。ここでクラウドファンディングを行う企業は、ソニー銀行の審査をクリアしていますので、企業の信用性も高いです。また、提供業者自体がしっかりとした企業ですので、提供業者の倒産という心配も少ないことが強みです。
Sony Bank GATEのクラウドファンディングの特徴は、直接企業に投資するのではなく、企業プロジェクトごとに投資を行うことです。
企業プロジェクト単位であれば、そのプロジェクトの達成率に応じて約8%ほどのリターンを受け取ることができます。
ネックは未達成の場合、分配保証はありません。またソニー銀行に口座作る必要があります。1口5万円から出資が可能、会計期間は1年から3年です。
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第3位 SAMURAI(サムライ)
SAMURAIは今、もっとも勢いがあり伸びしろが感じられるサービス。
まだ、投資家登録していない方も多いと思いますが、その場合すぐにしておく価値があります。
SAMURAIは親会社が上場企業かつ、投資型クラウドファンドで不安視されている「匿名性」の制度から脱し、「実名化」された案件も取り揃えています。
期待利回りも5.5~10%と、クラウドクレジットを除けば高い水準となります。
まだ知名度が低いことはネックですが、今後、間違いなく人気化するサービスであり、早めに利用されておくことを強くおすすめします。
現在も人気のファンドはすぐに売り切れになりますので注意して下さい。
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第2位 クラウドクレジット(Crowd credit)
テレビ東京「ガイアの夜明け」に登場し、大きな話題を集めているクラウドクレジット。
クラウドクレジットは、主に海外の個人や事業に投資する案件を取り扱う企業です。他と比較した時の最大の魅力はなんといっても利回りの高さです。
通常の国内向けサービスですと、利回りは5~8パーセント前後が一般的ですが、クラウドクレジットでの案件では10パーセントの利回り案件も多く提供されています。
もちろん、高利回りである分、リスクの高さも理解する必要があります。期待利回りの高いファンドは、遅延や貸し倒れといったリスクも想定しておきましょう。
新興国で考えうるリスクは多々ありますが、新興国は先進国に比べて経済リスク、政治リスク、災害リスクが高いことは理解しておく必要があります。しかし、現時点でクラウドクレジットの案件でいわゆる「貸し倒れ」はありません。
リスクを理解したうえで、リスクヘッジを考えた投資を行える人には有益な選択となります。
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第1位 オーナーズブック(Owners book)
おすすめの投資型クラウドファンディングで堂々の第1位が、オーナーズブックです。オーナーズブックは、不動産に特化した投資型クラウドファンディング業者で、最小1万円から不動産投資が始められます。
オーナーズブックで扱われる不動産案件は、不動産鑑定士が鑑定を行い、不動産担保もしっかりとついた案件が厳選されていますので、安心感があります。利回りは通常約5~12パーセントと、幅があります。しかし、オーナーズブックの最大の特徴が「追加配当」です。
「追加配当」とは、通常利回りの案件が、不動産売却後の「確定利回り」によって跳ね上がるシステムです。つまり、通常4.5パーセントであった利回りが不動産売却確定により10パーセント以上の利回りに上昇することももあります。
安全性を重視した案件を厳選しながら、投資家に確実に利益を還元してくれるというとても親切な業者になります。少額不動産投資の選択肢としては申し分のない業者です。
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投資型クラウドファンディングはリスク商品であることを忘れない
ここまで投資型クラウドファンディングに関する説明と、そのメリット、デメリット、そしておすすめの業者を紹介していきました。投資型クラウドファンディングは、今後間違いなく日本で普及する金融商品です。
投資型クラウドファンディングは、基本的に少ない投資額からでも気軽に始められて、それなりのリターンが見込めます。銀行に預金として眠らせているだけのお金であれば、お金を生かす選択肢の一つとして今後挙げられることになるでしょう。
リスクコントロールを最優先することが重要
しかし、確実に理解しておかなければならないのがリスクです。投資型クラウドファンディングをはじめとする金融商品には元本割れというリスクが存在します。
金融商品に投資を行う際は、分散投資や余剰資金を利用するなど、投資家としての最低限のリスクヘッジが必要です。
投資型クラウドファンディングを考えている人は、リスクを理解し、コントロールを行うことを最優先に投資を行なっていくことが重要です。
最後に、以下では寄与型と購入型のクラウドファンディングの比較もご紹介しておきます。
寄与型クラウドファンディングの比較
寄与型クラウドファンディングとは、投資型と違いリターンを期待するものではありません。
純粋な支援を目的としていて、寄付に近い形となります。
代表的なサービスは以下の通りです。
- カワサポ→全国の流域を支えるクラウドファンディング
- JAPAN GIVING→日本中に寄付を行えるクラウドファンディング
- A-port→朝日新聞社の社会貢献型クラウドファンディング
- Readyfor Charity→社会性に富んだ寄付型クラウドファンディング
- iikuni(いいくに)→鎌倉の街のためのクラウドファンディング
- ZIPANGO(ジパンゴ)→政治家支援型クラウドファンディング
購入型クラウドファンディングの比較
購入型クラウドファンディングとは、支援するリターンとしてアイテムやサービスが受けられるクラウドファンディングになります。
投資型に続いて、国内でも大きな人気をほこっています。
- CAMPFIRE→日本で最も有名な購入型クラウドファンディング。バリ―エションも豊富。
- Readyfor→社会貢献型のクラウドファンディングを展開。日本を代表するサイト。
- COWNTDOWN→あらゆるチャレンジを支援するクラウドファンディング。
- GREEN FUNDING→ツタヤを経営するCCC社のサービス。アイデアに溢れた内容が充実。
以上となります。
現在は投資型クラウドファンディングが圧倒的なシェアをほこりますが、寄与型や購入型にも目を向けると、より世界が広がりますよ。