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クラウドクレジットのマイクロファイナンスファンドの意義とは?

投稿日:2018年6月27日 | 最終更新日:2022年11月17日

クラウドクレジットのマイクロファイナンス

こんにちは。ソーシャルレンディング屋さん(@sociallending7)です。

ソーシャルレンディングにおいて、注目を集めるキーワードどしてマイクロファイナンスという言葉があります。

マイクロファイナンスとは貧しい国の人々など、少額の融資サービス(マイクロクレジット)を求める人に資金を届けることを目的とし、そこに投資する投資家にとっても利益が得られる仕組みを指します。

いわば、投資における三方よしの仕組みと言うことができます。

これらは「インパクト投資」とも呼ばれ、現在、大きな潮流が生まれつつあります。

クラウドクレジットのマイクロファイナンスの意義

クラウドクレジットはさまざまな海外投資が可能なサービスですが、通常の投資ファンドだけではなく、マイクロファイナンスファンドにも力を入れています。

私達、投資家が投資できるマイクロファンドの数は日本で随一と言えるでしょう。

クラウドクレジットのマイクロファンドの一覧

  • メキシコ女性起業家支援ファンド
  • ペルーマイクロファイナンス支援ファンド
  • ニカラグア金融事業者支援ファンド
  • ペルー協同組合支援ファンド
  • ペルー金融事業者支援ファンド

2018年に発表された、メキシコ女性起業家支援ファンドは、貸し付けを通して女性の地位向上をはかるという試みが大きな話題となりました。

投資を通じて社会貢献ができ、利回りを得る仕組みは画期的とさえ言えます。

三方良しは実現するのか?

ただし、マイクロファイナンスファンドは非常に難しい試みです。

もしも、全ての投資家を満足させたいのであれば、社会的パフォーマンスだけではなく、利益を追求する必要もあり、社会貢献が必ずしも投資家ファーストにはなりません。

投資家からすれば資産を預けるため、不満が起こりやすい状況なのは容易に想像できます。

後進国が先進国に比べて返済が遅いというデータはない

一方で、後進国の返済が遅いという統計的なデータはありません。

クラウドクレジットのセミナーで聞いた話ですが、例えば農村にしても近所の目(ソーシャルプレッシャー)があるため、周りの目を気にして返済すると言われています。

その意味では、後進国やに投資することは大きな問題にはならないと考えられます。

マイクロファイナンスを応援する企業が増えている

クラウドクレジットは4月5日、第一生命と三菱 UFJ キャピタルから約1.3億円を調達したことを発表しました。

"第一生命は声明の中で、投資家から募った資金を発展途上国等の事業者・個人へ供給することで資金需要が旺盛な現地の人々の事業活動促進、また雇用の創出などに寄与するほか、マイクロファイナンス事業者や再生可能エネルギー事業者等への融資を通じ、発展途上国の人々の生活水準向上に寄与していくことが期待されると述べている。"(出典:THE BRIDGE

発展途上国の人々の生活水準向上は重要なテーマであり、大手企業も期待を寄せています。

ところで、クラウドクレジットに出資する企業は、非常に多いことで知られています。

  • 伊藤忠商事
  • マネックスベンチャーズ
  • 三菱UFJキャピタル
  • 第一生命

これはクラウドクレジットが目指す方向性への共感であり、マイクロファイナンスに対する取り組みが評価されていると考えられます。

マイクロファイナンスは投資家にとってどうか?

クラウドクレジットが発表した投資家アンケートによると、クラウドクレジットに投資する理由は以下の通りとなっています。

  • 利回りが高い 42.74%
  • 発展途上国への投資 26.50%
  • 社会貢献度が高い 12.15%

(出典:クラウドクレジット

アンケートを見る限り、クラウドクレジットの投資家の多くは、途上国発展や社会貢献度に対する関心も高いことが分かります。

投資を通じて発展途上国に寄与したり、社会貢献できることはクラウドクレジットの一つの魅力と言えるでしょう。

社会的パフォーマンスと利益は比例できるか?

マイクロファイナンスとは

マイクロファイナンスは社会貢献度が高い活動ですが、さまざまな課題が残されています。

  • 貧しい人にお金を貸してしく返ってくるのか?
  • 貧困削減と投資家の満足度は比例できるか?
  • 投資で社会を豊かにする仕組みを構築できるか?

※上記2つはクラウドクレジットのセミナーより。

など。

あらゆる面で、あちらが立てばこちらが立たずが起こりやすい状況ではあります。

三方よしの仕組みを作るのは難しいですが、逆に実現されれば、社会的に大きな潮流になることは間違いありません。

マイクロファイナンスは2006年のノーベル賞で話題になった仕組みですが、日本でも本格的に動き出しつつあります。

マイクロファイナンスに注目してみよう

クラウドクレジットのマイクロファイナンスの取り組みは意義があり、それに賛同する人や企業も増えて大きな輪が生まれています。

投資を通じて社会貢献できることには、第一に喜びがあります。

デール・カーネギーは、与える喜びのために与えるという言葉を残しています。

マイクロファイナンスでは利回りも得られるため、特に注目のファンドと言えるでしょう。

ぜひ、こうしたファンドがあるということも押さえてみて下さい。

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