投稿日:2018年8月7日 | 最終更新日:2022年11月17日
こんにちは。ソーシャルレンディング屋さん(@sociallending7)です。
ソーシャルレンディングサービスの利用の高まりにつれて、事業者リスクや遅延リスクなどさまざまな負の要素も目立つようになってきました。
このページでは、クラウドワークスを利用してソーシャルレンディングの失敗談だけを集めて、重要な箇所をピックアップしました。
金銭的な損失のみならず、あまり表には出てこない様々な失敗例があります。
成功談以上に、失敗談は教訓になりますので、あらゆる事例を押さえておきましょう。
目次
1 30代女性、パート
利用サービス
maneo(マネオ)
投資は順調でも出口まで考えていなかった
パートの収入が少ないですが投資でお金が増やせたらいいなという感覚で始めたのが、ソーシャルレンディングへの投資です。毎月のパート代のうち半分くらいをマネオに投資しています。
少しずつ投資額も増えていき、3年ほど経った今は月あたりの金利収入も5千円ほどとパート主婦のお小遣いとしてはなかなかの額になりました。
ですが実はまだ1度もお金を引き出したことがありません。それというのも、マネオは引き出しの場合の手数料が高いからです。
三菱東京UFJに口座開設していたら良いのですが、他行宛の引き出しには300円以上の手数料が掛かります。この額が金利と比較しても大きくてもったいなく引き出すことが出来ずにいます。
パートの中でもお小遣いとして使えるお金があるからいいのですが、もっと手軽に引き出せたらいいのにと思います。
出口のことまでしっかり考えて投資しないことには、何か目的を持って投資していても有効活用することが出来ません。増やすことだけではなく、こういう地味な手数料についてもあらかじめチェックしておくべきだと思います。
2 30代男性、アルバイト
利用サービス
maneo(マネオ)
投資金が自分の都合で償還されないことに気づき損をする
自分は、普段はあまりお金を使わない生活をしている為、コツコツ堅実に貯金をしていました。
そんな時、ソーシャルレンディング投資を知りました。
この投資を「元本保証がない(貸し倒れのリスクがある)代わりに利回りが格段に高くなった債権投資」と認識した自分は、株や仮想通貨より遥かに元本割れのリスクが低い上に、銀行預金とは比べものにならない利回りに魅力を感じ、思いきって貯金の9割を投資に使いました。
投資の形態は、元本一括返済でリターンが毎月貰えるものです。
投資して四ヶ月ほどは普段と同じあまりお金を使わない生活をしていましたが、その後、銀行預金に入っているお金では足らない額を急遽必要とする案件が発生してしまいました。
しかし、投資したお金は自分の都合では償還できません。
債権と違い、満期まではなにがあってもお金を回収できないのです。
仕方なく、銀行ローンを利用したりしてお金を集めましたが、折角ソーシャルレンディング投資をしているのに無駄な高い金利を払うハメになってしまいました。
これから投資をしようと考えている人に告げます。
ソーシャルレンディング投資は満期になるまで絶対にお金の償還はできません。
投資するお金は完全な余剰資金だけにして、万が一多額のお金を必要とする事態になっても大丈夫なようにしておきましょう。
3 51歳男性、会社員
利用サービス
オーナーズブック
余裕資金で投資するべきだったと後悔・・・
最近人気が上昇中という情報を鵜呑みにして、よく勉強しなかったのが原因で失敗してしまいました。
まず元本が保証されるものと勝手に思っていたのが失敗のもとでした。
また現金に換えるのにかなり時間がかかってしまうのです。自分の場合最短で半年の貸し出しとなってしまい、大金をつぎ込み手持ちがなくなってしまったので、カードローンで借り入れをしてしまう羽目になりました。もちろん中途解約も不可能です。
使う予定のない、余裕のある資金で運用するべきでした。
また好条件の案件を獲得する事が困難なのです。担保があり短期間などの、危険性が低く高金利の案件は、募集を始めてから一瞬にして終わってしまいました。
普通の会社員ではこのような案件を得るのはまず無理だと分かりました。結局条件の劣る案件しか残りません。しかしこれではリスクを負うだけでメリットはほとんどありません。
やはり何事も勉強、これにつきます。
4 30代男性、会社員
利用サービス
SBIソーシャルレンディング
経験不足で3回連続で投資できず
昨年からSBIソーシャルレンディングを利用して、複数の高利回り金融商品に投資を行っています。しかし、なかには失敗した経験もあります。
それは、人気の高い金融商品に申し込もうと考えていたところ、募集開始時刻からわずか3時間経過した時点で締め切られてしまうことがある点です。それも1回の失敗ではありません。3回も失敗してしまいました。
すべて不動産担保ローン事業者ファンドで、運用利回りは5%もしくは6%程度と、他のローンファンドと比べると利回りは低いのですが、担保をとっているためか人気が高いのです。
私自身も、担保をとっているローンファンドに絞って投資をしているのですが、不動産担保ローン事業者ファンドの募集時は、いつも競争です。
たいてい午前10時に募集開始となりますので、その時刻にはスマホでホームページ画面を開いて待機していなくてはなりません。私が失敗したときは、まだ慣れておらず、時間が空いたときにスマホ画面を開くとすでに募集締め切りとなっていたのでした。
5 40代男性、自営業
利用サービス
アメリカンファンディング
海外投資特有の時間のロスを被ってしまう
海外向けのソーシャルレンディングサービスであるアメリカンファンディングは利率が高いためにお得感を感じ、投資をしましたが気が付かなかった面で少しロスを感じたことがありました。
アメリカンファンディングは名前の通りにアメリカの不動産案件に投資する形となっていますが、申し込みをした後にすぐに運用にまわるわけではなく、現地に資金を送金するために送金期間があるのに気づきませんでした。
国内であれば、すぐに運用とすすみますが、現地に資金を送る期間が何日かあったために時間のロスを感じました。
また違う案件に投資する際にはまた送金期間があるためにまた時間のロスを考えてしまうために継続して投資するにはちょっと微妙に感じました。
6 30代男性、運送業
利用サービス
maneo(マネオ)
投資先の事業者が返済不能になり、100万円の損失
自分がソーシャルレーティング投資をしようと思ったのは、「会社の同僚にソーシャルレーティング投資でお小遣いを稼いでいる人がいたから」です。
その会社の同僚からソーシャルレーティング投資の仕方を聞くとそんなに難しいものでもなさそうだったので、投資経験が少ない自分でもできそうと感じたので始めることにしました。
ソーシャルレーティング投資を調べていると「貸し倒れ率が0%」だの「初心者でも投資しやすい」などと書かれていたのですが、そんなことはありません。
自分はソーシャルレーティング投資で初めて投資した会社が財政難に陥り返済不能になってしまいました。そのおかげで投資したお金が全額なくなってしまいました。
金額にして「100万円」です。今まで頑張って貯金してきたお金を少しでも増やしたいからと言って、縁もゆかりもない会社に投資してしまい、会社が返済不能に陥るなんて本当に泣きそうになりました。
昔から自分はギャンブル運というものがなかったのですが、ソーシャルレーティング投資は安全な投資ではなく、リスクがある投資だということを理解して取り組む方がいいと思います。
7 36歳男性、SOHO
利用サービス
みんなのクレジット
キャッシュバック目的で投資したお金が返ってこない?
15万円ぐらい失いそうな状況になってしまっていて、仮想通貨メインに投資してますが、昨年ソーシャルレンディング投資したのです。
その額15万円分で、銀行に預けるぐらいであればといったた気分で投資実行したのは昨年のこと。いまもローンファンド分配金は順調に分配されてます。15万円投資で毎月約700円分配金で入ってきて、月利計算なら約0.5%となります。
そして、低金利時代月利で約0.5%は高利回り条件で元本15万円は12月に返金される予定になってますが、元本分15万円の回収怪しくなりました。
返金時期はまだ先であり、投資先の企業が今裁判中で雲行き怪しくて投資したお金返金されないケースがとても高いです。
そして投資先はみんなのクレジットという会社で、ここはソーシャルレンディング企業で大規模キャッシュバックキャンペーンで、投資家出資を募り会員数急激に拡大してきたのです。
8 50代男性、会社員
利用サービス
maneo(マネオ)
不動産担保付きは安心という言葉を鵜呑みにしてしまい・・・
まず利益が出たからと言って、すぐに現金に換えれないという事実を知らなかったのが失敗でした。投資を初めて半年以上もかかってしまうのです。
収入の一部として計算していたので、少々焦りました。1万円から投資できますし、株式などと比較してリスクが少ないという事から、給料の内結構な割合を投資に回してしまったので生活に影響が出てしまいました。
配当金がもらえる確率も高いという言葉を鵜呑みにしてしまったのが失敗の原因です。
また不動産案件に集中した投資で失敗した事もありました。というのは不動産案件は担保が付いているので安心という担当者の言葉を鵜呑みにしたところ、地価が低下しまい評価額も連動して低下し、損をしたこともありました。不動産以外の案件に投資していれば損失分の穴埋めが出来たのにと後悔しました。
これから始める人へは、まず投資する案件の分散をお勧めします。これによりリスクも低下します。また収入の発生に時間がかかるので、余裕のある範囲で投資してください。
初めから大金は危険です。
9 30代男性、自営業
利用サービス
クラウドクレジット
手堅く投資したつもりがまさかの遅延に
入念に調べた上でクラウドクレジットに投資しましたが失敗しました。
クラウドクレジットは期待利回りが高い分だけ、リスクをともなう海外投資です。
さらに、為替の影響を受けると想定利回りを下回ることがあります。
よって、あえて期待利回りがそれほど高くなく、為替ヘッジありのファンドを選んで投資しましたが、まさかの遅延に巻き込まれてしまいました。
ソーシャルレンディングで遅延はよくあることですが、手堅く投資したつもりなのに巻き込まれてしまったのショックでした。
とはいえ分配金はしっかり振り込まれているので大きな不満はありません。
10 30代男性、会社員
利用サービス
maneo(マネオ)
高利回りに惹かれて投資するもまさかの不成立に
運用利回りが年利換算で9%という高利回りのローンファンドに10万円分だけ応募しましたが、募集が不成立に終わり、10万円が返金されてしまったという失敗の経験があります。
このローンファンドは、融資先の不動産を担保として押さえているにもかかわらず、融資先の事業者がmaneoに対して融資資金の返済を延滞した場合でも、maneoは担保物件を差し押さえることができない条件となっていたのです。
私は、現在の世界経済の状況は堅調であるため、融資資金の返済が延滞されることはないだろうと予想して応募したのですが、このローンファンドが募集していた2億円に対して、応募した資金総額が1億円弱に留まってしまったため、このローンファンドは不成立となってしまったのでした。
私は、投資家が資金を出資しやすい条件の揃ったローンファンドに出資すべきであったと反省しています。高利回りというだけでは、ローンファンドはお金を集めることはできないのだなと実感させられました。
ソーシャルレンディングの失敗談のまとめ
あらためてソーシャルレンディングで多かった失敗談をまとめると、
- 資金拘束について理解が足りなかった
- 事業者リスクを考慮していなかった
- ネットの情報を鵜呑みにして失敗してしまった
上記の要素が目立ちました。
ソーシャルレンディングでは投資した資金は拘束され自由に引き出すことはできません。
その認識が甘く、失敗したという方が多く目立ちました。
また、みんなのクレジットをはじめ、事業者リスクを考慮せずに投資して失敗してしまったという声も多くありました。
ネットの情報は鵜呑みにせず自己責任で行うこと
また、全体を通じて「高利回り」「高額キャッシュバック」「担保アリで安心」などネットの情報を鵜呑みにして失敗してしまったという声もあり、こうした点は誰もが教訓にできるポイントになるでしょう。
「美味しい話はない」という意見がありましたが、どんなものごとにも必ずメリットとデメリットがあります。
ソーシャルレンディングに投資する際においても、十分に失敗談やリスクについて把握しておくようにしましょう。
おすすめのソーシャルレンディングは?
今回のアンケートで、失敗が少ない業者の特徴として「信頼性が高い」「投資しやすい」の2点が挙げられました。
どうしても人気のサービスは、申込みが殺到して投資できないデメリットがあります。
投資しやすい事業者としては、「クラウドクレジット」を上げることができ、商品の数が非常に充実しているので投資機会を逃す失敗が起こりにくいといえるでしょう。
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