投稿日:2017年7月26日 | 最終更新日:2022年11月17日
こんにちは。ソーシャルレンディング屋さん(@sociallending7)です。
不動産投資をしてみたいけれど、実際に購入するのは元手がかかりリスクも高い。だから実際に購入せずに、リスクを抑えて不動産投資をしたい。
そんな方のために提供されているのがリート(REIT)とソーシャルレンディングです。
どちらも利回りが得られ、パソコンかスマートフォンがあれば投資できることが特徴です。
このページでは両者の違いについて比較しました。
目次
リート(REIT)とは?特徴と利回り
リート(REIT)とは、一言で言うと不動産を投資信託化することで不動産を購入することなく不動産投資できる仕組みを指します。
リートの事業者は投資家から資金を集めてさまざまな不動を購入し、そこで得られた利益を投資家に分配します。
これは利回りという形で、投資家に還元されます。
利回りについては、3%~6%が一般的で、高いものでは6%前後のものもあります。
ソーシャルレンディングの利回りが5%~10%であることを考えると、利回りは見劣りします。
リートは株式投資に似た性質を持つ
さらにリートの特徴としては、リート市場と呼ばれるものが存在し、証券口座を開いていれば株と同じように投資することができます。
株と同じように購入した商品の価格が上がれば含み益が増え、下がれば含み損となります。
市場の地合いに影響されることもリートの大きな特徴と言えるでしょう。
単なる利回り投資だけではなく、株式と同じ性質を持っていることも特徴となります。
リート(REIT)のまとめ
- 投資することで利回りを得ることができる。
- 利回りは3%~6%
- 株と同じように価格が上下に変動する。
ソーシャルレンディングと比べると利回りは低く、地合いに左右するといえます。
不動産ソーシャルレンディングとは?特徴と利回り
不動産ソーシャルレンディングも投資家からお金を集めて不動産を購入し、そこで得られた利益が還元されるという点ではリートと似ています。
ただ、不動産ソーシャルレンディングがリートと異なるのは下記の点になります。
- ソーシャルレンディングの仕組みを利用し好利回りが期待できる。
- リート市場とは異なり、各事業者を通じてファンドに投資する。
不動産ソーシャルレンディングのメリットは、全てをWEB上で完結させること。
それによって余計なコストを削減し好利回りが期待できる点になります。
利回りとしては5%~10%程度が一般的で、高いものでは10%以上の商品もあります。
もっとも人気の高いサービス「オーナーズブック」の利回りは5%前後となっていますよ。
不動産ソーシャルレンディングのデメリット
デメリットとしては、個々の事業者から商品を購入することになります。
つまり、信頼できる事業者でない場合は「貸し倒れ」や「元本割れ」や「事業者の倒産リスク」といったリスクが生じる点になります。
こういったリスクは、リートにはないリスクと言えるでしょう。
近年は好利回りを売りにする事業者も増えていますが、利回りの高さはリスクと比例します。
ゆえに事業者の選ぶ目も必要となっています。
不動産ソーシャルレンディングのまとめ
- 投資することで利回りを得ることができる。
- 5%~10%程度
- 事業者を選ぶ目が求められる。
リートとは異なり、事業者リスクがある点に注意しましょう。
特に怪しい事業者には投資をしないように気をつけてください。
リートと不動産ソーシャルレンディングはどっちがおすすめ?
リートが登場した当時は大きな注目を集めましたが、最近では人気も下降気味です。
リートの場合は「リート指数」が存在し、株式における「日経平均株価」のような形で地合いが存在しています。
リート指数が下がると、自分が保有しているリートの株価も下がりますので、地合いが悪ければ元本割れになる恐れも出てきます。
2017年から下落基調が続いていますが、7月に入り下げ止まりはじめている点は注目です。
2019年には上昇トレンドになっていて人気が再熱する可能性もあります。
リートは地合いに注意が必要
リート指数に関しては、小まめにチャートを確認することをおすすめします。
→東証REIT指数(SBI証券)
リートは地合いが良い状況ではおすすめと言えますが、さほど良くない状況の場合は、不動産ソーシャルレンディングの方が良いと言えるでしょう。
不動産ソーシャルレンディングが今はおすすめ
不動産ソーシャルレンディングは、リート指数のような地合いに左右されることはありません。
さらに1万円といった低額で投資できることも特徴で、期待利回りはリートを上回ります。
現段階では、ソーシャルレンディングの方がおすすめです。
最近は発売と同時に完売するケースも目立ってきており、人気と言う点ではリートよりも不動産ソーシャルレンディングの方が上回っています。
おすすめの事業者
不動産ソーシャルレンディングに関しては、専門性の高い「オーナーズブック」が人気が高くておすすめです。
「貸し倒れ」や「元本割れ」といったリスクがある一方で、オーナーズブックではそうした前例は殆どなく、利回りも良いことから次世代の資産運用として注目を集めています。
不動産の専門家が運営しているため、他の事業者よりも安心感があります。
最近では、高利回りの「レンデックス」もかなりの人気がありますよ。
レンデックスは業界最大手の東急リバブルと提携しているので、事業者として信頼できます。
ソーシャルレンディングでは単に利回りが高ければ良いわけではなく、リスクや専門性を含めて総合的に評価する必要があります。
以下には代表的な不動産ソーシャルレンディングの事業者を載せておきます。
- オーナーズブック
- レンデックス
- LCレンディング
- SBIソーシャルレンディング
上記の事業者は、上場企業が運営しているか、上場企業と提携をしているため、信頼性が高いと考えられます。
リート(REIT)と不動産ソーシャルレンディングの違いのまとめ
リート(REIT)と不動産ソーシャルレンディングの違いについてまとめてきました。
それぞれの違いをまとめると以下の通りです。
- ソーシャルレンディングの方が利回りは高い
- リートは市場の動きに左右されてしまう。
- ソーシャルレンディングは市場の動きは関係ない
- ソーシャルレンディングのリスクは事業者次第
現在は投資金額が低く、利回りの良い不動産ソーシャルレンディングが人気です。
リート(REIT)に関してもリート指数が良くなれば、人気が再熱化される可能性があります。
一慨にどちらが優れているとは言えない
状況に応じて投資妙味が変わるため、一概にどちらが良いとは言えませんが現状ではソーシャルレンディングがおすすめです。
どちらも不動産を購入することなく、気軽に不動産投資ができるという点では共通しており、そこが最大の魅力ですね。
不動産投資に興味のある方は、ぜひ始めてみましょう。