投稿日:2019年12月2日 | 最終更新日:2022年11月17日
近年、財布を持たないキャッシュレス決済の中でも大きな注目をあつめるスマホ決済(QR決済)。
PayPay(ペイペイ)の登場を機にさまざまなサービスが登場しています。
そんなスマホ決済の割合は全体の16.4%に及ぶと言われ、これから更に普及されていくことが予想されます。
そこで今回は幅広い世代に向けて「スマホ決済(QR決済)」に関する最新アンケートを実施し、最新動向についてレポートをまとめました。
PayPayのダウンロードはこちら→アンドロイド版 / IOS版
※本記事のデータ・結果を引用する際は、引用元として記載するようお願いします。
目次
スマホ決済(QR決済)に関する最新調査
調査概要
- 調査方法:WEB調査
- 実施日:2019年12月
- 対象:スマホ決済を利用する幅広い世代の男女 250名
- 質問数:全8問
調査の目的
キャッシュレス決済の中でも、スマホ決済(QR決済)に関する最新のアンケートを実施。
各サービスのシェア率・利用状況・満足度・今後の将来性を調査する。
質問内容(全8つ)
- 今もっとも使うスマホ決済はどれ?
- スマホ決済(QR決済)を選ぶ決め手は?
- スマホ決済を利用する頻度は?
- スマホ決済を利用している数は?
- キャッシュレス決済でもっとも使うのはどれ?
- スマホ決済(QR決済)に満足している?
- これからもっとも伸びると思うスマホ決済は?
- スマホ決済(QR決済)はキャッシュレスの主流になると思うか?
以下より1つ1つくわしく見ていきます。
Q1 今もっとも使うスマホ決済はどれ?
回答
- LINE Pay 11%
- 楽天ペイ 16%
- PayPay 39%
- メルペイ 9%
- d払い 17%
- au PAY 5%
- その他 3%
利用サービスはPayPay圧倒的という結果に。しかし、楽天ペイやd払い(NTTドコモ)・LINE payも一定数の利用者を獲得。
PayPayが大きな話題を集める一方で、他社サービスも浸透してきていることが分かります。
PayPay(ペイペイ)が使える店・加盟店については以下をご確認ください。
→【五十音順】PayPay(ペイペイ)が使える店・加盟店の一覧表
Q2 スマホ決済(QR決済)を選ぶ決め手は?
回答
- 使いやすさ 26%
- ポイント還元 54%
- 使える店舗 16%
- 周りの評判 2%
- その他 2%
ポイント還元を重視する人が多く全体の半数を超える結果に 。また使いやすさを重視する人が多いことも分かります。
一方、周囲の評判を気にする人は少な2%に。あくまで自分自身が使いやすいか、ポイントが還元されるかを重視する傾向が浮き彫りとなっています。
Q3 スマホ決済を利用する頻度は?
回答
- いつも使う 23%
- たまに使う 49%
- キャンペーンの時だけ使う 20%
- ほとんど使わない 8%
「キャンペーンの時だけ使う」よりも日常的に利用されることが多く、お得なキャンペーン目的ではなく、スマホ決済(QR決済)が日常に浸透してきていることが分かる結果となっています。
Q4 スマホ決済を利用している数は?
回答
- 1つ 62%
- 2つ 27%
- 3つ以上 11%
スマホは一台持ちということが多く、そのことからスマホ決済についても利用サービスは1つという人が多数に。複数サービス利用する傾向は少なく、今後は利用者の獲得競争が激化することが予想されます。
Q5 キャッシュレス決済でもっとも使うのはどれ?
回答
- クレジットカード 51%
- デビットカード 7%
- 電子マネー(suica・nanacoなど) 18%
- スマホ(QRコード)決済 24%
キャッシュレス決済というくくりでは、クレジットカードが根強い支持を集める結果となりました。
スマホ(QRコード)決済は24%となりましたが、まだまだ伸びしろがあるとも考えられます。
Q6 現在のスマホ決済(QR決済)に満足している?
回答
- 満足 24%
- やや満足 55%
- やや不満 18%
- 不満 3%
質問に対して参考にしたいが35%、必要ないが65%という結果になりました。
スマホ決済(QR決済)に大きな不満を持つ人は少なく、おおむね満足という結果になりました。
ただ、やや満足が一番多いことから、まだ改善の余地はあると考えられます。
Q7 これから伸びると思うスマホ決済は?
回答
- LINE Pay 20%
- 楽天ペイ 16%
- PayPay 41%
- メルペイ 8%
- d払い 10%
- au PAY 1%
- ゆうちょPay 2%
- その他 2%
これから伸びると思うスマホ決済もPayPayが一番となり、人気と将来性の高さも浮き彫りとなっています。
一方、LINE Payに期待する声も多く、LINEが一般的に普及していることからも将来的に伸びると考えている人が多いことが分かります。
ゆうちょpayなど注目サービスを含め今後シェア率が変動する可能性はあると言えるでしょう。
Q6 スマホ決済はキャッシュレスの主流になると思うか?
回答
- 思う 53%
- 思わない 22%
- 分からない 25%
過半数がスマホ決済(QR決済)は、キャッシュレス決済の主流になると考えており、将来的にはクレジットカードを超えると考えていることが分かりました。
スマホ決済(QR決済)の最新アンケート結果のまとめ
PayPay一強も徐々に変化。過半数がキャッシュレスの主流はスマホ決済になると回答
最新アンケートにおいてもPayPayの人気は浮き彫りとなり、今後に期待する声も多いことが分かる結果となりました。
スマホ決済(QR決済)ではポイント還元を重視する利用者が多く、大規模なキャンペーンを打ちだすPayPayの戦略が功を奏していると考えられます。
一方で他社サービスも浸透しており、今後のシェア率は変化していくものと思われます。
また、キャンペーンだけが目的という利用者は少なく、満足度も高いことから、今後のキャッシュレスの主流はスマホ決済になると回答が過半数となりました。
クレジットカード・電子マネーといった手段と比べても、スマホ決済の存在感はますます高まっていくものと予想されます。
スマホ決済の最新ランキング
あらためて、現時点でのスマホ決済のシェアランキングをまとめました。
- 1位 PayPay 39%
- 2位 d払い 17%
- 3位 楽天ペイ 16%
- 4位 LINE Pay 11%
- 5位 メルペイ 9%
- 6位 au PAY 5%
- 7位 その他 3%
現在は、PayPayが一番人気ですが、最近は「LINE PAY」と「メルペイ」のキャッシュバックキャンペーンが充実しており、シェアが変わる可能性は大いにあります。
ヤフーとLINEが提携を発表したことで、PayPayとLINE PAYが一つになるのでは?と言われていますが、今のところは別々にサービスを提供する方針のようです。
→LINE PAYのキャンペーン情報
また、大穴といわれる「Amazon Pay」については着々と利用店舗数を増やしており、ダークホースになる可能性があるでしょう。
→Amazon Payが使えるお店マップ
スマホ決済(QR決済)の各サービスの特徴
以下では、代表的なスマホ決済(QR決済)の各サービスの特徴をまとめました。
PayPay(ペイペイ)
- もっともシェア率が高い
- お得なポイント還元キャンペーンが充実
- 使える加盟店が多い
- 不正利用された場合は全額補償
- 決定的なデメリットは今のところない
楽天ペイ
- 楽天ペイで支払うと、0.5%の楽天スーパーポイントが得られる
- 楽天系のお得なキャンペーンが多い
- 不正利用された場合の補償の明記なし
- 使える加盟店が少ない
楽天利用者にはうれしいサービスも多いですが、ペイペイと比べて使える加盟店が少ないのがネック。
楽天ユーザー以外は様子見が吉といえるでしょう。
LINE Pay
- 初期登録の費用やチャージ手数料が無料
- LINE Payカードを使えばJCB加盟店舗で支払い可
- 支払いのたびにLINE Payボーナスがたまる
- 不正利用された場合は全額補償
- 決定的なデメリットは今のところない
ペイペイとともに、大きなデメリットがなくおすすめなのがLINEペイです。
LINE PayにはJCBと提携するLINE Payカードというプリペイドカードが発行されています。
そのため実質的に利用できる店舗も多く、ペイペイと並んでおすすめです。
メルペイ
- 手数料なしでチャージ・支払いできる
- メルカリを利用してなくてもOK
- メルカリの売上をそそまま使える。
- 全国135万か所以上と使える店舗が多い
- 不正利用された場合は全額補償
- クレジットカード登録での支払いは不可
充実した内容のメルペイですが、クレジットカード登録での支払いは不可という点は要注意。
それ以外では、メルカリユーザーには非常におすすです。
d払い
- dポイントがザクザク貯まる
- 使える加盟店が多い
- 不正利用された場合は全額補償
- 利用できるクレジットカードの数が豊富
- ドコモユーザーでないと使えない機能がある(ドコモ口座・電話料金合算払い)
ほとんどデメリットのないd払いですが、ドコモユーザー以外にはおすすめできません。
こうして全体でみると、PayPayとLINE Payがイチオシということができるでしょう。