投資全般

IPOラッシュ時における投資戦略と対応についてのまとめ

投稿日:2021年11月18日 | 最終更新日:2022年11月17日

IPOラッシュにおける戦略と対応

このページではIPOラッシュ時における戦略と対応についてまとめました。

IPO(新規公開株)が一部の人にしか知られていなかった頃は、すべてのIPOに参加して大忙しだったのですが、多くの人に知られて極端に競争率が高くなった今は対応法も変わっています。

結論としては、IPOラッシュでも問題なく対応できますが、それでも忙しくはなるので準備は必要でしょう。

今回は2021年12月末にかけてのIPOラッシュを事例として、私自身の投資戦略をご紹介していきます。

IPO(新規公開株)投資とは

IPO(新規公開株)投資とは、新しく上場する会社の株式について、おもにインターネット証券などを利用して購入し、上場後の高値を狙って利益を得ることを指します。

有望なIPOについてはあらかじめ設定された公開価格よりも、上場時に価格が跳ね上がることが多く、1.5倍~3倍で売ることができます。

魅力的な投資だが年々当選が厳しくなっている

上場時に公開価格を上回りそうなIPOだけ購入すれば、ローリスクハイリターンで利益を得ることが可能です。

IPOを購入するにはインターネット証券の抽選に参加するか、証券会社から回してもらうかの2通りがあります。

実際、IPO投資はかなり利益の出せる優れた手法でしたが、近年は多くの人に知れ渡るようになり、抽選で当選するのは年々困難になってきています。

2021年12月末にかけて参加予定のIPO一覧

当編集部が参加予定のIPOと募集開始の日程を一覧にしました。

万が一、地合いが最悪になった時には参加を取りやめることがあります。

変更はリアルタイムで更新していきます。

参加予定のIPOと主幹事

・フレクト(大和)
2021/11/24 (水) ~

・JDSC(大和)
2021/12/03 (金) ~

・湖北工業(野村)
2021/12/06 (月)~

・THECOO(みずほ)
2021/12/06 (月) ~

・サインド(野村)
2021/12/06 (月) ~

・ZEALS(大和)
2021/12/08 (水) ~

・CS-C(SBI)
2021/12/09 (木) ~

・アジアクエスト(みずほ)
2021/12/09 (木) ~

・Institution for a Global Society(野村)
2021/12/13 (月) ~

・三和油化工業(野村)
2021/12/15 (水)~

※ブロードエンタープライズ(みずほ)は、元々微妙なラインだったが、地合いが悪化してきたことで参加のデメリットが上回ると判断し見送り。

※True Date(いちよし)は当選が困難かつ、地合い及び業績、入出金の手間から総合的に判断して参加見送り。

参加保留のIPO

・ネットプロテクションズホールディングス(大和・日興)
2021/11/29 (月)~
・YCPホールディングスリミテッド(野村)
2021/12/03 (金) ~
・ライフドリンク カンパニー(大和・日興)
2021/12/06 (月) ~
・リニューアブル・ジャパン(日興)
2021/12/07 (火) ~
・FinateXTホールディングス(大和)
2021/12/06 (月)~

IPOラッシュ時の投資戦略

とにかく数が多いので絞ることから始める

IPOラッシュ時はとにかく数が多く絞ることから始めることが肝心です。

やみくもに参加して結果的に全て落選となると、手間や時間の無駄になる恐れがありますので取捨選択は必要です。

基本的な考え方

  • 当選の可能性を残すA級IPOは参加
  • 当選を狙えるB級IPOは参加
  • 当選が厳しいA級IPOは不参加
  • 当選が期待できるC級IPOは保留(地合い次第)

吸収金額が低いものは参加しない

吸収金額が低いIPOは、いわゆる有望IPOであることが多く、業績が安定していれば2~3倍を狙うことができます。

しかし、吸収金額が10億円以下となると、インターネット証券会社への配分は主幹事であっても1,000枚以下が殆ど。

数年前のIPOであれば幸運に恵まれれば当選することはあっても、現在のIPOでは参加してもかすりもせずに落選する感触があります。

IPOラッシュ時は忙しいので、配分枚数の少ないIPOは原則的には参加しないものとします。(一部例外あり)

また、岡三証券主観時の「網屋」は悪くないのですが、資金移動が大変になりそうなので見送りと考えています。
(基本的に当選はかなり厳しいと考えているため無理はしない方針です。)

当選が期待できて利益が出そうなIPOを狙う

当選が期待できそうで利益も出せそうなのが「JDSC」と「湖北工業」いうことになります。

それ以外も吸収金額の大きいIPOが多いので、何かしら当選できる可能性はありそうです。

値ガサIPOは注意も必要

みずほ証券主観時の「THECOO」は、想定価格が7,180円と値がさIPOとなり、少し上がるだけでも大きな利益が期待できます。
その一方で、吸収金額が大きいため地合いが最悪の場合は、公募割れリスクもゼロではなく、その際の損失は大きいものとなります。
基本は参加するものの、直近の地合いについては充分な観察が必要なIPOになるでしょう。
個人的には今回もっとも判断が難しいIPOであり、考えがまとまり次第こちらに書きこみたいと思います。

同じように大和主幹事の「ZEALS」も吸収金額は大きいものの、想定価格が低いため公募割れしてもダメ―ジが少ないので参加予定。

野村主幹事の「三和油化工業」も公募割れのリスクはあるものの、おそらく当選しないと考えられ、万が一当選したら参加で良いと考えています。

参加保留の微妙IPOはどうする?

当選は期待できるものの、公募割れリスクのあるIPOというものが存在します。

今回の例でいうと、以下の五つ。

・ネットプロテクションズホールディングス(大和・日興)
2021/11/29 (月)~
・YCPホールディングスリミテッド(野村)
2021/12/03 (金) ~
・ライフドリンク カンパニー(大和・日興)
2021/12/06 (月) ~
・リニューアブル・ジャパン(日興)
2021/12/07 (火) ~
・FinateXTホールディングス(大和)
2021/12/06 (月)~

この五つに関しては地合い次第となりますが、仮に利益が出たとしても微増であって、公募割れした時のストレスの方が大きいと考えます。

よって、非常に力強い地合いの場合のみ検討するものの、基本的にはスルーで問題ないと考えています。

参加が面倒であればしなくて良く、忘れてもOKという方針です。

ただ、リニューアブル・ジャパンは業績好調なマザーズ銘柄であることからギリギリまでどうするか検討したいです。

IPOラッシュ時の戦略と対応まとめ

今回は2021年12月末にかけてのIPOラッシュにおける戦略と対応についてまとめました。

例年と比べると当選期待ができるIPOが多いということができ、注目度は高いでしょう。

判断に迷うようなIPOについては、やはり公募割れしたときのショックの方が大きいので、検討はするもののスルーしていこうと考えています。

IPO投資はラッシュ時が一つの醍醐味なので楽しんでいきましょう。

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