投稿日:2021年3月2日 | 最終更新日:2022年11月17日
不動産クラウドファンディングの中でもひときわ存在感を放っている「TECROWD」。
海外の新興国不動産に投資することができ、1号ファンドは即日完売になるほどの注目を集めました。
「TECROWD」は不動産クラウドファンディングの中でも高利回りの部類ですがリスクは大丈夫なのか?
なぜ、サービス開始とともに高い人気を集めているのか?
ファイナンシャルプランナー監修のもと「TECROWD」について解説していきます。
目次
TECROWD(テクラウド)が高利回りを実現できる理由
(出典:https://tecrowd.jp/)
TECROWDの第一号ファンドの想定利回りは6.5%になっています。
なぜ、不動産クラウドファンディングの中でも高利回りなのでしょうか?
その理由を考察してみましょう。
経済成長率の高いエリアの物件を扱っている
「TECROWD」が取り扱う不動産エリアは、いずれも経済成長率が高い新興国が中心となっています。
その中でも、中央アジアの国では不動産の供給に需要が追いつかず、高品質な物件を建てる技術が不足している状況にあります。
こうした状況下で「TECROWD」は日本の建設会社が物件を管理しています。
つまり、経済成長率が高いエリアで不動産の供給が追いつかない中、TECROWDはそれができるため、高利回りで品質の高いサービスを実現していると考えられます。
新興国投資のリスクは大丈夫か?
TECROWDは新興国の不動産クラウドファンディングです。
新興国投資は成長が期待できる一方、物件の品質や為替リスクなど、さまざまなリスクがあることも押さえておく必要があります。
物件リスクは低い
物件の品質については、日本の建設会社であり海外建設実績が豊富な「TECRA」がてがけているため安心感があります。
TECRA」は2014年から世界中の物件を施工する実績をほこり、一級建築士事務所に登録されている会社です。
社会情勢によるリスクはありますが、物件そのもののリスクは低いと考えられます。
為替変動リスクは注意
新興国投資で心配になるのが為替変動リスクですが、「TECROWD」では日本円で受け取り、日本円で戻すことで為替変動リスクを軽減するよう努めています。
為替の変動を受ける期間を少しでも減らす配慮がなされていますが、それでも為替リスクはあるので注意しなければなりません。
空室リスクも低い
不動産クラウドファンディングにおいて「空室が続いた場合、家賃はどうなるのか?」という不安があります。
しかし、「TECROWD」は一括借り上げ契約がついたファンドの場合、空室が生じた場合でも、一定額の家賃が支払われ、配当に影響はないようになっています。
新興国不動産投資でも優先劣後方式を採用
不動産クラウドファンディングではおなじみと言える「優先劣後方式」ですが、TECROWDでも取り入れられています。
「優先劣後方式」は万が一、損失が生まれたさいに優先的に事業者から損失を被り、投資家の保全性を高めるというもの。
新興国投資のようなリスクが生まれやすい投資で、「優先劣後方式」が採用されている点は高く評価できるでしょう。
TECROWDの運営会社の信頼性は?
TECROWD(テクラウド)の運営会社は、TECRA株式会社です。
- 会社名:TECRA株式会社
- 代表者:今井 豊和
- 資本金:1億5,660万円
- 本社:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA4F
- 業務内容:不動産関連事業
「複雑な国外の建設事業を日本レベルの水準で納品する」というコンセプトの元、世界中の物件を手がけ、コネクションを持ちあわせています。
サッカーベルギー一部リーグの「シント=トロイデンVV」のスポーンサーも手がけるなど多方面で存在感があります。
2014年には海外開発事業「モンゴルプロジェクト」を開始し、豊富な実績があることから信頼できる運営会社といえるでしょう。
人気化が予想されるため早めの投資家登録を
TECROWDは、高利回りかつ短期運用も可能でありながら、不動産クラウドファンディングの仕組みを生かし、リスクを低減する工夫が随所に見られます。
第一号ファンドは即日完売となり、第二号ファンドは4月1日に情報が公開予定となっています。
かなりの人気化が予想され、気になる方は早めに投資家登録をしておきましょう。
全体のまとめ
TECROWDの強みは、新興不動産投資でありながらリスク配慮がなされている点にあると考えられます。
一方で新興国は地政学的リスクがあり、為替変動といったリスクがあります。
しかし、トータルで考えるとメリットが多く、人気の理由も納得ができます。
TECROWDは10万円からの少額投資ができるため、案件のリスクをよく確認し、上手にバランスを考えて投資していくとよいでしょう。