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クラウドクレジットの北欧不動産ローンファンドの特徴とリスクを解説

投稿日:2018年3月1日 | 最終更新日:2022年11月17日

クラウドクレジットの北欧不動産ファンド

こんにちは。ソーシャルレンディング屋さん(@sociallending7)です。

本記事ではクラウドクレジットの新ファンドであり、発売後半日で売切れとなった「北欧不動産ローンファンド」について解説していきます。

今後も発売が予定されているため、興味のある方はぜひご参考にして下さい。

他のファンドにはない強みをもつ一方で、分かりにくい商品とも言われていますが、その魅力を余すことなくお伝えしていきます。

クラウドクレジットの情熱が込められたファンドと言えるでしょう。

北欧不動産ローンファンドの特徴とは?

北欧不動産ローンファンドは、金額の規模はそれほど大きくなく、クラウドクレジット(crowdcredit)の中では希少性が高いファンドです。

ファンドの仕組みについて

基本的にはエストニア共和国の不動産デベロッパーにローンを貸し付けを行います。

期待利回りは「変動型」となっており、これは出資する時点では利回りが確定せず、その後に決まる「後決め方式」となっています。

一見すると分かりにくいですが、後決め方式にはメリットもあり後ほどご説明します。

北欧不動産ローンファンドの他にない強みは何か?

海外投資で不動産担保がついている

まず、北欧不動産ローンファンドは全てに「不動産担保」がついているのが特徴です。

ソーシャルレンディングでは不動産担保付きの案件が人気ですが、これは担保がつくことで保全性が高まるためです。

一般的に国内の不動産ソーシャルレンディングで提供されますが、海外投資であるクラウドクレジットで提供されるのは珍しく、その意味では他のファンドにない強みと言えます。

ローンの利率が安定している

クラウドクレジットでは、ローンの利率が、ユーロ建てで10%以上のものに必ず融資するようにしています。

そのため利回りについても一定水準以上のものが期待できます。

返済期間も変動型であり6カ月~36カ月と記載されていますが、基本的には12カ月を想定しているため、1年程度でリターンが返ってくる点も強みと言えるでしょう。

変動型の期待利回りとは何か?

クラウドクレジットの北欧不動産ローンファンド

北欧不動産ローンファンドは、期待利回りが「変動型」と記載されています。

基本は金利が後で決まる仕組みで、お金を集めた後に投資対象を決める「後決め方式」を採用していることが特徴となっています。

なぜ、このような方式を採用しているのか? 簡単にご説明していきます。

利回りと期間が最初に表示されない理由

これはクラウドクレジットが現地で組んでいるファンド(エステイトグール社)との特性の違いによるためです。

少し分かりにくいですが、できる限り噛み砕いて解説します。

提携先のエステイトグール社の特性とは?

エステイトグール社は貸し手と借り手をダイレクトにマッチングさせる「P2Pレンディング」サービスを行っています。

これは瞬間的に融資が成立してしまうプラットフォームを採用しています。

エステイトグール社とクラウドクレジットの違い

一方で、クラウドクレジットは長い時間をかけてお金を集めて、集めたお金で融資をすることが特徴となっています。

よって、クラウドクレジットとエステイトグール社が組んだ場合、クラウドクレジットが時間をかけている間に、エステイトグールは案件が決まってしまう恐れが生じます。

そこで、エステイトグール社の時間軸に合わせたことで、お金を集めた後に投資対象を決める「後決め方式」が採用される形となっています。

北欧不動産ローンファンドの更なるポイント

通常日本の不動産ファイナンスは、一口のロットが大きいことが特徴です。

海外不動産に小口で参加できる

しかし、北欧不動産ローンファンドは少額投資が可能であるため、一本のローンに全てのお金を投じる必要はありません。
他のファンドと組み合わせることで分散効果も得られるのもメリットです。

販売の度に融資先が変わりますが、「利回りは運用基準に沿っている」ため安定感もあります。

エストニアの不動産市況について!気になるリスクは?

リスクに目を向けると投資先のエストニアの不動産市況は気になるところです。

エストニアの不動産市況は2013年以降、不動産価格がヨーロッパ最速と呼ばれるほど堅調さを見せて、リーマンショックが起きた時も力強さを見せた不動産マーケットと言われています。

参考URL:急成長のエストニアに世界から熱視線 “低課税国の不動産投資“ とは

投資先の不動産市況のメリット・デメリット

エストニア不動産の好調の理由は、相続税と贈与税がないこと。
また、法人として不動産投資した場合、再投資時に税金がかからないなど他国にはないメリットがあります。

その意味では不動産投資において一定の強度が期待されます。

しかしながら、海外不動産市況は変動が激しく、その点におけるリスクは受け入れた上で投資する必要がはあるでしょう。

全体のまとめ

クラウドクレジットの北欧不動産ローンファンドについて改めてメリット・デメリットをまとめると以下の通りとなります。

  • 海外投資だが不動産担保付きで保全性が高い。
  • 一定以上のローン利率以上にしか投資しないため利回りは良好。
  • 利回りはお金を集めた後に決定される「変動型」。
  • 運用期間は1年程度を想定。
  • 投資先のエストニアの不動産市況は良好。ただし、リスクもある。

全体としてメリットが目立ちますが、デメリットを挙げるとすれば分かりにくさとなります。

利回りは変動型であるため、投資家は投資時に利回りは確認できません。
また、海外の不動産情報は収集しにくい点はリスクと言えるでしょう。

発売後半日で完売されたファンドですが、クラウドクレジットの情熱が込められており、今後さらに人気化する可能性があります。

今後も販売の予定がされているため、細かく公式サイトを確認しておきましょう。

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