投稿日:2019年1月11日 | 最終更新日:2022年11月17日
貸付投資を手がけるFunds(ファンズ)ですが、仕組みや評判がイマイチ分からないという方もいると思います。
Fundsは個人が投資するソーシャルレンディングに近いサービスですが、厳密には「貸付ファンド」と呼ばれる新しいジャンルです。
気軽に始められ、1円から始められるサービスですが、今回は分かりやすい言葉で解説していきます。
ファンドは即時売り切れる状況のため、早めに準備をしておきましょう。
実際の始め方もくわしくご紹介しています。
目次
Fundsの仕組みを分かりやすく解説
Funds(ファンズ)が行なっているソーシャルレンディグの方法は、以下のように「貸付ファンド」と呼ばれていて、資金をFundsに貸し付けることで運用を全て任せるというもの。
貸付ファンドは、貯金よりもリスクは低くリターンも高い傾向があり、株よりもリスクは低くリターンも低い傾向があります。
- リスクの高さ:貯金<貸付ファンド<株
- リターンの高さ:貯金<貸付ファンド<株
このように、投資としては株のようにギャンブル性はなく、貯金のように低金利過ぎるわけではないので、とてもバランスの良い運用の仕方といえます。
ファンズについては「 両学長 リベラルアーツ大学」さんの動画でも分かりやすくまとめられています。
Funds(ファンズ)の仕組みについて解説すると、以下の図のようにFundsにお金を預ければ勝手に運用してくれます。
CROWDPORT(クラウドポート)だから安心できると評判
Funds(ファンズ)の運営は、ソーシャルレンディング最大手の"株式会社クラウドポート"が行なっているので、安心して預けられます。(※)
もっとも懸念されるであろう「事業者リスク」もクラウドポートが運営するなら安心感があると評判です。
当サイトでも高く評価していて、おすすめランキングは2位としています。
→ソーシャルレンディングの比較・おすすめ
投資を個人で行う場合は知識が必要となりますがファンズの貸付ファンドであれば、一旦投資するとあと"Funds(ファンズ)が自動で運用してくれます。
既に多くの案件が1分以内で売り切れる人気ぶりとなっていますが、妥当といえるでしょう。
※2020年1月にクラウドポートから株式会社ファンズに名前が変わりました。
Funds(ファンズ)のメリット・デメリット
では、次に"Funds(ファンズ)"のメリットとデメリットを評判を通じてまとめました。
投資である以上、リスクも存在し、始める前にきちんと認識しておく必要があります。
Funds(ファンズ)のメリット
Funds(ファンズ)のメリットは主に以下の4つといえます。
1. 投資の手間を大幅カット
2. 1円から投資が可能。投資先は上場企業が多く安心感がある
3. 安定した利回りが期待できる
4. 会員登録や口座維持手数料など全て無料
一つずつ見ていきましょう。
投資の手間を大幅カット
Fundsは、ソーシャルレンディングと似た仕組みを採用しています。
ですので、前述した通り一旦投資するとそれ以降の運用は全てFunds(ファンズ)が行なってくれるので、とても楽です。
預けておけば、後は他の仕事をやっていてもいいわけですので、株やFXなどの投資に比べると高度な知識も必要なく気軽に始められます。
1円単位で投資が可能。投資先は上場企業
Funds(ファンズ)では、1円単位の投資が可能となっています。
これだけの少額投資ができるは、他のソーシャルレンディングにはありません。
これは分配などで余った端数も全て投資に回せるという意味ですが、これを行うことにより無駄なく投資を行うことができ、機会損失することもありません。
また、Fundsがもっとも評判をあつめる理由として、貸付先のほとんどが上場企業であることがが挙げられます。
上場企業と提携しているため、信頼感が高い点もFundsのメリットとなります。
安定した利回りが期待できる
Funds(ファンズ)では、1〜5%の利回りが得られるファンドが準備されています。
Funds(ファンズ)の詳しいファンド等については、以下の項目でご紹介しますが、利回り5%ということは10万円投資すると年間5,000円(税金がここから差し引かれます)が入るということなので、貯金しているよりはるかにいいですよね。
また、クラウドポートが運営している安心感を考慮れば、すぐにでも始めたいという評判も多く見られました。
会員登録や口座維持手数料など無料。出金も無料
Funds(ファンズ)では、普通ならかかるはずの手数料などが全て無料で利用できます。
特に出金手数料が無料というのは大きなメリットといえます。
ただ、投資口座への振込手数料だけが自己負担となるので、振込手数料が無料となる銀行口座を利用するのをおすすめします。
Funds(ファンズ)のデメリット
Funds(ファンズ)のデメリットとしては、大きく分けて以下の2つが挙げられます。
- 人気がありすぎて投資できない
- 一旦投資すると途中で解約できない
- あくまでも金融商品のためリスクが伴う
人気がありすぎて投資できない
ファンズでもっとも多い不満は、人気ファンドは投資したくてもできないという問題。
現在は抽選制が採用されて不満は緩和されていますが、かならずしも投資できるわけではないので注意しましょう。
一旦投資すると途中で解約できない
Funds(ファンズ)は、一旦投資すると途中で解約できないようなシステムになっています。
それぞれのファンドに運用期間が定められ、その期間が過ぎるまでは、引き出せません。
どれだけ投資している会社の業績が途中で傾こうが、途中解約できないので損切りできず大きなリスクとも言えます。
あくまでも金融商品のためリスクが伴う
Funds(ファンズ)はあくまでも前述した通り、株よりもリスクは低く貯金よりもリターンが大きい金融商品に対する投資です。
ですので、あくまでもミドルリターンミドルリスクの金融商品であることを、念頭に置いてから投資するようにしましょう。
前述したように、投資している会社が倒産してお金が帰ってこなかったり、業績悪化で予定利回りが得られなかったりといったことは十分にありえます。
ソーシャルレンディングの基本となりますが、集中投資はせず、分散投資の一つとして考えておくのが望ましいでしょう。
Fundsはどんなファンドがあるの?利回りは?
Funds(ファンズ)は一つの口座で
- 国内不動産
- 事業者貸付
- マイクロファイナンス
- リース
等の様々なファンドに分配投資することが、可能です。
利回りは、前述した通り投資するファンドにもよりますが、1〜6%となっています。
バリエーションは他のサービスと比べてもかなり多いです。ただ、期待感は比べ物にならないくらい高いです。
堀江貴文さんもロケット事業への投資を募ろうと利用するようなツイートをTwitterでされていたので、これから登場するかも知れません。
これ良さげ!ロケットの資金調達に使いたい
スマホで貸付ファンドに投資できるマーケットプレイス「Funds」をクラウドポートが公開 (TechCrunch Japan) - https://t.co/omZO8mHFQ5— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2019年1月8日
それぞれのファンドについての詳細は明かされていませんが、多くの著名人も注目している金融サービスなので、これからどんどん利用者も増えていくでしょう。
余談ですが、堀江貴文さんのロケット事業があれば投資は数秒で埋まりそうですね。
今後、更なる人気化は確実なので、口座開設だけは早めに済ませておくとよいでしょう。
Funds(ファンズ)のリアルな評判
では、Funds(ファンズ)のリアルな評判はどうなのでしょうか?
以下からその評判について見ていきましょう。
好意的な口コミが目立つ一方で、不安視する声も見られました。
おー個人向け社債か。差別化要因があって面白い。 / スマホで貸付ファンドに投資できるマーケットプレイス「Funds」をクラウドポートが公開 (TechCrunch Japan) #NewsPicks https://t.co/eN3MpAu4CV
— 久津佑介(HisatsuYusuke)@プロダクトマネージャー (@Nunerm) 2019年1月8日
リリースされた直後は、本当に誰もが期待していたと思いますが今では多くの人が利用していますね。
既にソーシャルレンディングをしている方からは、楽観視しない口コミも出ています。
一方、Funds(ファンズ)に期待感を寄せる声も目立ちました。
最近では人気が出過ぎてしまい「抽選方式」が取り入れられましたが、その評判も上々です。
→Funds(ファンズ)の抽選方式の特徴とメリット・デメリットを解説
全体の評判は決して悪くないといえそうです。
なぜFunds(ファンズ)を始めるべきか?
Funds(ファンズ)は、余剰資金がある20代〜50代の人には今すぐにもで始めてほしいサービスといっても過言ではありません。
一旦投資してしまうと、あとはほったらかしでもいいわけですから、生活に支障が出ることはありませんし、何といっても貯金しておくよりは利益を得やすいです。
しかし、前述したリスクもありますので、最初は様子を見ながらが無難でしょう。
高度な知識が不要。圧倒的にカンタンに始めやすい
また、他の金融サービスとの違いはそのお手軽さにあります。
低資金で始めることができ、手間もそれほどかからず口座開設から投資までの流れがとてもスムーズで、素人でも簡単に始めることができます。
スマホ一つで気軽に始めることができるもの、このFunds(ファンズ)の特徴といってもいいかも知れませんね。
サービス利用に関しての、予備知識や高度なスキルは必要ありませ
Funds(ファンズ)を始める流れを解説
Funds(ファンズ)に投資するには、まずは口座開設を行わなければなりません。
以下から"Funds(ファンズ)"での口座開設方法を分かりやすくご紹介します。
<口座解説手順>
1. 口座開設のお申し込み
2. マイナンバーのアップロード
3. ウェルカムレター受け取り
4. 口座開設完了!
1.口座開設のお申し込み
公式ホームページから口座開設の申し込み申請を行いましょう。
ここでは、氏名・住所・電話番号等の個人情報の入力が必要となります。
とくに問題なく進められるはずです。
2.マイナンバーカードのアップロード
口座開設の申請を進めると、マイナンバーカードのアップロードを指示されます。
お手元にない場合は、スキップすることが可能ですが最終的には口座開設するために必要となるので、後でアップロードすることになります。
3.ウェルカムレターの受け取り
マイナンバーカードのアップロードのまで完了すると、今度は本人の住所確認のため簡易書留があなた宛で送付されます。
4.口座開設完了!
送付された簡易書留の確認が出来次第、口座開設完了となります。
その後は、ファンドを実際に確認して投資が可能となりますので是非ともチャレンジしてみてくださいね。
Fundsを運営するクラウドポートの評判
※2020年1月に株式会社クラウドポートから株式会社ファンズに名前が変わりました。
Funds(ファンズ)は、ソーシャルレンディング大手の株式会社クラウドポートが運営しているサービスです。
そんな"株式会社クラウドポート"の評判は、今のところかなり良いと言えるでしょう。
その理由としては、会社を運営している代表の藤田氏は「クラウドバンク」の立ち上げに経営メンバーとして参画をした人物であり、様々な種類のファンドを用意されていることが伺えるからです。
個人的にもツイッターでフォローさせて頂いていますが、多くのフォロワーさんから高い支持を得ています。
https://twitter.com/t_ryoma1985/status/1127090654159327232
経営陣には、経験豊富な人物が多く期待感しかありません。
また、資本金も188,005千円とかなりあり、経営陣の安定感と資金の多さから巷の評判もかなり期待されています。
日本最大級のスタートアッププレゼンコンテスト「IVS LaunchPad」においても「Funds(ファンズ)」が優勝をしており、信頼性はゆるぎないものがあります。
まだまだ、サービスが開始されてから時間が経ってないので今後の活躍に期待がかかりますね。
過去に特に評判だったファンド
Fundsのファンドは、発売と同時にすぐに売り切れてしまうことがほどんどです。
その中でも、とりわけ人気が高かったのが「大阪王将ファンド」です。
Fundsで投資で大阪王将の優待券がついてくるファンドが出ました!
・大阪王将の一部店舗でのお会計が10%オフ
・期間中は何度でも使える
・株主優待と異なり値動きが無いと、盛りだくさんな内容です!これをきっかけに新しいカタチの優待券が広がればいいなー。https://t.co/JcXYj7xyeq
— ふるや (@tttttfry) October 31, 2019
ファンズでは利回りが得られるだけでなく、お得な優待券がもらえることがあるので見逃せませんね。
ソーシャルレンディングとの違いは?
Fundsとソーシャルレンディングの違いが分からないという方に向け、最後に解説します。
ソーシャルレンディング(ソシャレン)と異なるのは、主に以下の2点です。
- ファンドの組成は各分野のプロ(ファンド組成企業)が行う。
- これまでのソシャレンにはなかったファンドに投資できる。
分かりにくいため、噛み砕いて解説していきます。
1.ファンドの組成は各分野のプロ(ファンド組成企業)が行う。
まず、「企業が組成するファンド」に投資できるという点がポイントです。
ソーシャルレンディングの場合、事業者自らがファンドを組成することがほとんどですが、Funds(ファンズ)は自ら組成しません。
その代わりとして、審査基準をクリアした、各分野のプロがFundsのプラットフォーム上でファンドを組成します。
このマーケットプレイス型の仕組みは国内初とされ、ソーシャルレンディングとの決定的な違いになります。
各分野のプロがファンドを組成することは、事業者のみで組成するよりもリスクが分散されるメリットが生じると言えるでしょう。
2.ソシャレンにはなかった企業へ投資できる
これまでのソシャレンでは、「不動産」や「インフラ」などがメインの投資先でした。
しかしFunds(ファンズ)のメイン投資先は以下の通り。
- 『上場企業』や『監査法人が監査をしている会社』が募集するファンド。
- 成長が期待されるスタートアップが募集するファンド。
既に、東証二部上場のデュアルタップ社や、東証一部上場のアイフルの名も出ています。
こうした大手企業のファンドに投資できることもFundsの強みです。
これだけ見ても、従来のソーシャルレンディングにはない要素があることが分かります。
貸付ファンド投資には、ソーシャルレンディングにない広がりがある
これまでにない投資バリエーションが生まれる可能性
貸し付けファンドは前述している通り、
- 『上場企業』や『監査法人が監査をしている会社』が募集するファンド。
- 『成長が期待されるスタートアップ』が募集するファンド。
に投資できます。
Fundsが評判を呼ぶようになれば、さまざまな企業が登場する可能性が高まります。
実際に、堀江さんなども言及して話題になりました。
これ良さげ!ロケットの資金調達に使いたい
スマホで貸付ファンドに投資できるマーケットプレイス「Funds」をクラウドポートが公開 (TechCrunch Japan) - https://t.co/omZO8mHFQ5— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2019年1月8日
Fundsのマーケットを利用した企業が増えると、投資家にとっても貸付ファンドの選択肢が増ええることになり、相乗効果が高まっていくことになります。
この点は、従来のソーシャルレンディングにはない広がりが感じられます。
Funds(ファンズ)の評判と仕組みのまとめ
最後に、Funds(ファンズ)のメリット・デメリットを改めてまとめておきます。
メリット
- 投資の手間を大幅カット。
- 1円単位の投資が可能。著名人からも評判。
- 安定した利回りが期待できる。
- 会員登録や口座維持手数料など全て無料。
- クラウドポートが運営するサービス。
デメリット
- 一旦投資すると途中で解約できない。
- あくまでも金融商品のためリスクが伴う。
- ソーシャルレンディング投資をする人からは慎重姿勢の声あり。
- ファンドが瞬時で売り切れやすい。
投資と聞くと、とても難しいものと捉えがちですが、このFunds(ファンズ)であれば誰でも簡単に始めることができ、ミドルリスクミドルリターンで投資ができます。
また、その後ほったらかしでも勝手に運用してくれるのも魅力の一つですね。
ただ投資なので、ある程度のリスクを覚悟できる人向けと言えるでしょう。
人気が過熱してきているので要注意
懸念されるデメリットとしては、現在の注目度を考えると、ファンドが登場と同時に売り切れになる恐れがあります。
できるだけ口座は早く開設しておき、投資できる準備だけは整えておきましょう。
サービスや会社の評判も優れているので、是非ともこの機会に利用してみてはいかがでしょうか。
最新ニュース
ファンズの最新のニュースをまとめました。
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」でFundsが特集されました
2020年1月中旬に人気経済番組「ワールドビジネスサテライト」にFundが登場し、大反響を呼びました。
単に利回りを得るだけでなく、企業投資することで社会をよくする仕組みがクローズアップされています。
「底地くんファンド」が2019/12/6 19:00 から募集開始!
東証一部上場企業の株式会社サンセイランディックが借り手の、底地くんファンドの募集の案内がありました。
- 予定利回り:3%
- 運用期間:約11ヵ月
- 申し込み:先着順
万が一事業での投資回収が滞った場合でも借り手であるサンセイランディック社が借入金の返済を行うことができれば元本は欠損しません。
その意味では、東証一部企業ということで安心感があり、人気化が予想されます。
貸付投資の「Funds」が伊藤忠商事と戦略事業パートナーシップ
「Funds(ファンズ)」を運営する株式会社クラウドポートは、伊藤忠商事株式会社とビジネスの共同開発を目的として2019年8月20日付で顧客紹介に関する契約を締結し、戦略的事業パートナーとなりました。
東京スター銀行と業務提携
株式会社東京スター銀行とFundsの参画企業拡充を目的として2019年9月6日付で業務提携契約が行われました。
日本最大のスタートアッププレゼンコンテスト「IVS LaunchPad」で優勝
ファンズは、2019年7月12日に開催された「Infinity Ventures Summit 2019 Kobe」のプレゼンコンテスト「LaunchPad」で見事に優勝しましました。
Funds(ファンズ)の会社概要
Funds(ファンズ)を運営する会社概要です。
社名 | ファンズ株式会社 |
設立日 | 2016年11月1日 |
所在地 | 〒106-0031 東京都港区西麻布3-2-1 北辰ビル7階 |
代表取締役 | 藤田雄一郎 |
共同創業者/取締役 | 柴田 陽 |
資本金 | 188,005千円 |
主事業 | 金融商品取引業 |
事業内容 | 金融商品取引業 インターネットによる情報サービス業 |
出資企業 | B Dash Ventures株式会社 AG キャピタル株式会社 みずほキャピタル株式会社 |
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クラウドポートは、成長著しい金融サービス事業者であり、運営会社の内容もしっかりしていて安心感があります。
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