投稿日:2021年1月15日 | 最終更新日:2022年11月17日
FUELオンラインファンドから初となる海外不動産ファンドが登場しました。
今回のファンドは「為替ヘッジ」や「保証」の有無まで、バリエーション豊かな内容になっており、投資家の志向に合わせた配慮がなされています。
また、海外不動産ということで気になる方もいるのではないでしょうか?
今回はこの新ファンドについて解説していきます。
目次
FUELオンラインファンドとは?
FUELオンラインファンドは、FUEL株式会社が手がけるクラウドファンディングを生かした不動産投資サービスです。
一般的に不動産クラウドファンディングと呼ばれます。
- 1万円から投資できる
- 海外にも投資できる
- 想定利回りは2~5%
2020年12月に始まったサービスで、ADワークスグループ(東証一部)の子会社と業務提携し、1万円から投資が可能。
国内だけでなく海外投資できることが他にはないメリットです。
運営元のFUEL株式会社とは
FUEL株式会社は、東証一部上場のCREグループが運用する投資サービス「CRE Funding」も手がけており高い実績を持ちあわせています。
FUELオンラインから海外不動産ファンドが4つ登場
FUELオンラインから登場した海外不動産ファンドの概要は以下の通りです。
- 募集ファンドは全4つ
- 予定利回りは2~5%
- 募集開始は2021年1月20日
- 先着順
投資家の志向に合わせたバリエーション豊かなファンドが用意されていますが、それぞれカンタンにポイントを解説したいと思います。
海外投資は為替ヘッジのありなしによって、リスクが大きく変わるため事前に意識しておきましょう。
全体のポイント
今回の4つのファンドのポイントを一覧にすると以下の通りです。
くわしくはFUELオンラインファンドの公式サイトをご確認ください。
ファンド名 | 為替ヘッジ | 保証 | 予定利回り |
米国不動産ファンド1号 | ○ | ○ | 2.0% |
米国不動産ファンド2号 | ✕ | ○ | 2.5% |
米国不動産ファンド3号 | ○ | ✕ | 4.5% |
米国不動産ファンド4号 | ✕ | ✕ | 5.0% |
さまざまなパターンで投資できるように配慮されていることが分かります。
それぞれポイントを見ていきましょう。
4つの海外不動産ファンドのポイントをチェック
1号から4号までポイントをカンタンに見ていきます。
米国不動産ファンド1号
(出典:https://www.fuel-onlinefund.jp/)
- 予定利回り:2%
- 予定運用期間:6ヶ月
- 為替ヘッジ:あり
- 保証:あり
1号のポイント
為替ヘッジあり、保証ありのもっとも手堅いファンドになりますが、予定利回りはもっとも低いファンドになります。
物件は米国カリフォルニア州ニューポートビーチに所在するの新築住宅。
ニューポートビーチはアメリカの人気観光スポットとして知られ、市内の一家族の平均収入および資産は、全米有数の水準にあると言われています。
予定利回りはもっとも低いですが、トータルとしては良い条件が揃っている印象です。
米国不動産ファンド2号
- 期待利回り:2.5%
- 予定運用期間:6ヶ月
- 為替ヘッジ:なし
- 保証:あり
2号のポイント
2号については、1号と内容的には似ています為替ヘッジなしのファンドになります。
日本円で投資した資金が米ドルに転換して運用されますが、米ドルは世界的にみると変動幅は大きくないため、過度に為替リスクを恐れることはありません。
しかし、為替は予想が立てにくく、良くも悪くも大きな変動が起きることがあります。
その点に不安を感じる場合は、利回りが下がっても1号の方が良いと考えます。
為替については「為替リスク」という言葉が広まり、ネガティブな印象がありますが、プラスになることもあります。
米国不動産ファンド3号
- 予定利回り:4.5%
- 予定運用期間:6ヶ月
- 為替ヘッジ:あり
- 保証:なし
3号のポイント
為替ヘッジはあるものの保証なしのファンドになります。
その分だけ、予定利回りが1号ファンドの2倍以上高いファンドです。
物件の内容は1号、2号と同じとなっています。
ここで保証の内容について見てみましょう。
本ローンは責任財産限定特約付きローンであり、貸付先から最終資金需要者への貸付(原債権)に紐づいています。本ローンは、株式会社ADワークスグループの保証付きであり、元本毀損リスクを低減しています。
保証を行う株式会社ADワークスグループは、東証一部に上場し、かつ米国収益不動産「L.A.Breezing」を手がける実績があります。
どのていど元本毀損リスクが低減するのか?は気になりますが、保証会社の実績は申し分ありません。
その点からみても「保証なし」は「為替ヘッジなし」よりもリスクはある印象を受けます。
米国不動産ファンド4号
- 予定利回り:5%
- 予定運用期間:6ヶ月
- 為替ヘッジ:なし
- 保証:なし
4号のポイント
4号は為替ヘッジも保証もなしとなっており、その分もっとも予定利回りが高くなります。
今回の中ではリスクも、リターンも高くなっています。
予定運用期間は6カ月と短く、予定利回り5%というのは好条件といえます。
利益を求める方に向いているファンドになります。
どのファンドに投資すべきか?
今回4つのファンドは、あらためてまとめると以下の通りです。
ファンド名 | 為替ヘッジ | 保証 | 予定利回り |
米国不動産ファンド1号 | あり | あり | 2.0% |
米国不動産ファンド2号 | なし | あり | 2.5% |
米国不動産ファンド3号 | あり | なし | 4.5% |
米国不動産ファンド4号 | なし | なし | 5% |
どれを投資するか?は個人の考え方によって異なってくるでしょう。
当サイトの優先順位
- 保証がある
- 為替ヘッジがある
- 予定利回りが高い
今回の保証は、ADワークスグループのものであり優先順位は高いと考えます。
特にアメリカは地政学的リスクを踏まえると保証の重要性は高いです。
また、米ドルの価値変動リスクもふまえると為替ヘッジも重視したいところです。
よって1号、2号がメインになりますが、FUELオンラインファンドは1万円から投資できるため、無理のない範囲で3号、4号に投資するのもありだと考えます。
まとめ
今回は海外不動産ファンドについて解説をしてきました。
投資家の志向に合わせたファンドが選べるようになっており、物件の内容も良く、全体を通して注目といえます。
海外不動産市場は社会情勢の影響で変化が見え始めています。
まずは1万円から投資できるFUELオンラインファンドで海外不動産の水に慣れてみてはいかがでしょうか。